冬の花壇に可憐な花が咲きました 〜スイセン〜

2013年2月掲載


 多摩センターの歩行者優先道路(ペデストリアンデッキ)には、多摩センター地区連絡協議会の管理する花壇が多数あります。その一つの花壇に植えたスイセンが冬の寒さの中、可憐に花を咲かせました。日本スイセンは通常、副花冠が単(筒状)ですが、このスイセンは分裂片(八重咲き)のものです。
 スイセンは、地中海沿岸、カナリー島の原産で、ヨーロッパから中国経由で日本にわたってきた植物であり、その歴史は平安時代までさかのぼります。水辺を好んで繁殖する清らかな植物を古代中国では「水の仙人」とよんだといわれ、これが水仙(スイセン)の名の由来ともいわれています。
 スイセンの属名をナルキッソスといいますが、これはギリシャ神話からその名がついたともいわれています。美少年ナルキッソスが泉に映った自分の姿に恋焦がれてやがて死んでしまい、その亡くなった後にひっそりと咲いていたのがスイセンといわれています。

 イトーヨーカドーが入っている丘の上プラザと京王プラザホテル前の花壇で咲いており、4月まで花を楽しめると思います。ぜひご覧ください。



運営:多摩センター地区連絡協議会