多摩センター健康セミナー vol.30

「胃がんとピロリ菌」を開催しました

2012年5月掲載
平成21年度より多摩センター地区連絡協議会で概ね月1回開催している「多摩センター健康セミナー」。第30回が4/17(火)に実施されました。

◆日 時 平成24年4月17日(火) 14:30〜15:30
◆会 場 ココリアホール
◆実施内容 セミナー及び質疑応答
   木村一史 医師 (田村クリニック・南大沢メディカルプラザ)
◆参加者 70名(スタッフを含む)
◆主 催 多摩センター地区連絡協議会
◆後 援 多摩市、多摩市医師会


   中高年の男女を中心にたくさんの方が来場されました。
 前半のセミナーでは、画像やグラフを活用したスライドを使いながら、胃がんの99%はピロリ菌であるということ、日本を含む東アジアのピロリ菌はがんになりやすいことなどが紹介されました。毎年の健診で胃カメラやバリウム検査をしていても、胃がんを早期発見することはできるが未然に防ぐことはできないので、ピロリ菌の有無を検査することが非常に有効であるということや、「ABC検査」の具体的な方法と料金の目安などについても説明されました。検査を受けてピロリ菌感染がないことがわかれば、基本的にその後は、胃カメラ・バリウム検査を受ける必要がないという話には、多くの方が驚かれていました。
 休憩を挟んで、後半の質疑応答では、「夜中に胃液が上がってくるがピロリ菌が原因だろうか」「胃がんの手術をしたら、もうピロリ菌の除菌をする必要はないのか」「ピロリ菌と食生活は関連性があるのか」など、会場から回収した質問用紙の内容に対して藤本医師が回答する形で進行しました。




※このセミナーの様子は、多摩テレビで後日放映される予定です。



運営:多摩センター地区連絡協議会