多摩センター健康セミナー vol.32

「優しくなった、強くなった 放射線治療」を開催しました

2012年7月掲載
平成21年度より多摩センター地区連絡協議会で概ね月1回開催している「多摩センター健康セミナー」。第32回が6/19(火)に実施されました。

◆日 時 平成24年6月19日(火) 14:45〜15:30
◆会 場 ココリアホール
◆実施内容 セミナー及び質疑応答
  能勢隆之 医師 (日本医科大学多摩永山病院 放射線治療科部長・臨床准教授)
◆参加者 70名(スタッフを含む)
◆主 催 多摩センター地区連絡協議会
◆後 援 多摩市、多摩市医師会


   台風が近づく不安定な天候の中、開始時刻までには用意した座席がほぼ埋まりました。来場者は中高年の男女が中心でした。
 前半のセミナーでは、まず、がんには「手術に向いているがん(胃がん、大腸がんなど)」「手術に向いていないがん(白血病、リンパ腫、喉頭・咽頭がんなど)」「手術だけではダメながん(乳がん、肺がん、直腸がんなど)」「手術でなくても良いがん(前立腺がん、子宮頸がん、早期の肺がんなど)」というように様々な性質のものがあり、「手術に向いているがん」以外は、放射線治療が有効であることが多い、という説明がありました。続いて、放射線治療が有効である代表的な乳がん、肺がん、前立腺がんの3つについて、それぞれスライドを使いながら、具体的な症例と、最新の放射線治療の技術、効果などが紹介されました。
 休憩を挟んで後半の質疑応答では、「乳房温存手術の痕が放射線できれいになると聞いたが本当か」「乳がんの放射線治療は1回しかできないと聞いたが、反対側の乳房に転移したらどうすべきか」「前立腺がんの放射線治療の副作用は?」など、様々な質問がアンケート用紙で寄せられ、能勢医師がひとつひとつ具体的かつ手短に説明をされました。




※このセミナーの様子は、多摩テレビで後日放映される予定です。



運営:多摩センター地区連絡協議会