多摩センター健康セミナー vol.35

「身近に潜む膠原病 〜関節痛、口や眼のかわき、ありませんか?〜」を開催しました

2012年11月掲載
平成21年度より多摩センター地区連絡協議会で概ね月1回開催している「多摩センター健康セミナー」。第35回が10/24(水)に実施されました。

◆日 時 平成24年10月24日(水) 13:30〜14:30
◆会 場 ココリアホール
◆実施内容 セミナー
  高橋英吾 医師
  (田村クリニック・南大沢メディカルプラザ リウマチ・膠原病内科)
◆参加者 120名(スタッフを含む)
◆主 催 多摩センター地区連絡協議会
◆後 援 多摩市、多摩市医師会


   開始時刻までには用意した座席がほぼ埋まりました。来場者は中高年の男女が中心でしたが、若年層の姿もちらほら見受けられました。
 高橋医師は、症例の画像が多数入ったわかりやすいスライドを使用して、まず「関節リウマチ」について詳しく解説されました。「関節リウマチ」は、あちこちの関節が腫れて傷む病気で、遺伝因子と環境因子があると言われています。関節痛や原因不明の熱が続くことでこの病気が疑われますが、類似した病気の除外診断をしていく必要があります。根本治療はありませんが、最近は進行を抑えたりすでに破壊された関節を修復する薬も開発されてきているとのこと。
 次に、「シェーグレン症候群」について解説されました。ドライアイや口のかわきなどが主な症状で、根本治療はなく、点眼、口腔ケアなどを行い、内臓疾患を伴う場合はステロイド剤も処方されます。
 膠原病の診断は難しく、気になる症状があるときには専門医を探して早目に診察を受けることが重要とのことでした。
 休憩を挟んで後半の質疑応答では、「具体的にどんな薬があるのか」「関節リウマチを疑う場合、整形外科と内科のどちらを受診すべきか」「ストレスが原因というのは本当か」などの質問が寄せられ、高橋医師がひとつずつ簡潔に回答していかれました。




※このセミナーの様子は、多摩テレビで後日放映される予定です。



運営:多摩センター地区連絡協議会