稲田医師は、「食べるということ」「咀嚼と味覚」「いつまでもおいしく食べるひと工夫」などについてわかりやすく説明していかれた。ポイントは「背筋を伸ばして、無理なく少しずつ、できれば30回ぐらい噛む」こと、そして「美味しいものを楽しく食べること」。よく噛むことは、唾液分泌を促進し、肥満防止、脳の発達、がん予防、免疫工場、美容、ストレス緩和などに効果があるとのお話に、会場では熱心にメモを取りながら聴いている方が多かった。
休憩を挟んで後半の質疑応答では、「歯磨き粉はどういうものがよいか」「歯がなくなってきたら入れ歯を入れるべきなのか」など身近な質問がいくつも寄せられ、稲田医師が手際よく簡潔に回答された。
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