開場前から入場を待つ人の列ができるほどの盛況ぶりで、今回の講演テーマへの市民の関心の高さがうかがわれる開催となった。
まず、藤井医師が、多摩市医師会糖尿病対策委員会の取り組みを説明した後、池田医師のプロフィール等を紹介された。
池田医師は、糖尿病及び認知症について基本的にどのような病気かを説明した後、2つの疾患の関連性、予防や対策の共通性について述べられた。両者は「糖尿病は代謝疾患、認知症は細胞が病的変化を起こす変性疾患」という根本的な違いがあるが、高齢になると増加することや、生活習慣病的な側面があり、薬が全てではなく生活改善が必要であるということなどが共通点であるとのこと。
休憩を挟んで後半の質疑応答では、「調味料で砂糖の代わりになるのは?」「食事療法のコツは?」「一過性健忘症と認知症の関連性は?」などの質問が寄せられ、二人の医師が交代で手際よく簡潔に回答された。 |